cooskunのブログ

文房具業界で10年働いてきました。10年前は勢いがありましたが、ここ最近の業界は元気がなく成熟期に入ったとも言えますが少しでも盛り上げていけたらいいなと思いこのブログを立ち上げました。色々な商品を紹介出来たらいいと思いますし、その商品が読んでくださった方の生活が商品を通じて豊かになったらいいなと思ってます。

フリクションボールペン

はいどーもはじめましてcooskunといいます。よろしくお願いします。 このブログでは、主に文房具の紹介をしていきたいと思います。 まずは1回目として パイロットから出ている、皆さんご存知の消せるボールペン、フリクションボールの紹介をさせていただこうと思います。


 

といってもそんなこと知ってるよ!って声が聞こえてきます。でも紹介させてください。 フリクションボールはパイロットを代表する看板商品となっており実際に使用している方も多いと思います。 このボールペンの1番の特徴はなんと言ってもボールペンなのに消せることですね。


 

いまから40年以上も前にとある研究者が一晩で変わる紅葉をみてこの魔法のような変化をビーカーの中でも再現したいと思ったことが擦ると消えるフリクションの物語の幕開けをした瞬間です。 それからトライ&エラーを何度も繰り返し製品化に費やすこと30年。2005年についにフリクションインキが誕生しました。 1975年に加熱すると色が消えて、冷却すると元に戻るメタモインキの開発に成功。 1976年にメタモインキを使った魔法のコップを発売。冷水を入れると模様が出るみたいです。 1984年にロス五輪の入場チケット防止のため指で擦るだけで変色可能なメタモインキを印刷に採用 2006年にフランスでボールペンFRIXION ballを、発売、11月に蛍光ペンある「FRIXION Light」を発売。日本国内では、2007年3月にフリクションボールの発売を開始しました。発売された時はボールペンなのに消せるの?と話題になり販売店では品切れが続出しました。


 

フリクションボールなんですけど、厳密にいうと消えてる訳ではなく、フリクションのインクは摩擦熱によってインクが透明になっているのです。真夏の暑い車の中にフリクションで書いたものを放置して置くと消えてしまいますが実際には消えている訳ではなく透明になっているのです。 知っている方も多いと思いますが、インクが透明になってしまったものを戻す方法があります。一晩冷凍庫にいれておくとインクの色が温度によって変化し元の色に戻ります。 発売した当時はキャップ式の07と05のボールペンのみでしたが、現在ではノック式のものや多色タイプもあり勉強からビジネスまで様々なシーンに対応した商品が発売されてます。